パラグアイでキムチ鍋 [本日のお買い物]
日本ではまだまだ鍋の恋しい寒さが続いているようですが、夏真っ盛りのパラグアイの、我が家の今夜のおかずは“キムチ鍋”です。何もこんな暑いときに、しかもわざわざ南米に来てまで鍋モノなんか食べなくてもとお思いでしょうが、日本を出るとき、手当たり次第にトランクへ突っ込んできた食材の中に、なぜか“キムチ鍋の素”があったものですから・・・。自分、こんなものを入れた記憶は全然ないんですけど・・・。いずれにしろ、相当慌てていたんだろうなと思います。
上の写真が、今日買ってきたキムチ鍋の材料です。それぞれのお値段は以下のとおり。
キャベツ(中玉1個) 3174Gs(約60円)
細ねぎ(1束) 423Gs(約8円)
玉ねぎ(1個) 472Gs(約9円)
もやし(300g入り) 2665Gs(約50円)
鶏肉(約270g) 3679Gs(約70円)
ソーセージ(約250g) 4665Gs(約90円)
豆腐(1丁) 4000Gs(約80円)
がんもどき(20個入り) 5800Gs(約110円)
私はキャベツを買いましたが、たいていのスーパーでは白菜も売られています。ただ、キロ当たりの値段はキャベツの3倍ほどと割高でした。また驚いたことに、ここアスンシオンではもやしだってフツーに手に入ります(日系の会社が生産しているようです)。反対に、こちらでは売っていないのが、日本で言うところの長ねぎです。ポロねぎらしきものはあったものの、鍋には合わないような気がしたので、今回は写真左の細ねぎと玉ねぎをセレクト。また、日本の鍋モノの定番である生のキノコ類も、こちらへ来て以来、まだ一度も見たことがありません。パラグアイの食習慣では、キノコは食べないのかもしれません。
写真右のお皿にのっているのは、鶏の手羽元とソーセージ(パラグアイのソーセージについては、後日改めてご紹介する予定です)。そして、写真中央上の、ビニール袋に入っているのがお豆腐です。毎週火曜日、ショッピングセンターの駐車場で開かれる青果市場の、中国系らしき人が出店しているブースで買うことができます。日本の木綿豆腐よりずっと固くしっかりしており、また1丁がとても大きく、立方体に近い形をしていました。
写真右上のがんもどきは、アスンシオン市内の、日系人の多いエリアにある日本食材屋さんで購入しました。がんもどきの他に油揚げもあり、恐らくパラグアイの日系人の方が作っているのだろうと思います。なお、このお店では納豆も売られています(下の写真)。大豆はパラグアイの主要作物のひとつですが、写真の納豆もとても粒が大きく、日本で買うパックの納豆に比べてあまり匂いが強くないのが印象的でした。お値段は確か、1パック8000Gs(約160円)だったと記憶しています。こうして地球の反対側でがんもどきや納豆が買えるのは、パラグアイの日系人の方々が、遠い異国の地で日本食文化を守り伝えてきたお蔭なんだなぁと、改めて実感した次第です。