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海賊版DVD [本日のお買い物]

    

写真左は、セントロ(市の中心街)に出ていた、海賊版CD&DVDのお店です。写真右は、海賊版音楽DVDを専門に扱った露店の品揃え。洋楽に詳しい方なら一目でわかると思いますが、比較的新しめの『LIVE8』をはじめ、アバ、クイーン、メタリカ、ニルヴァーナなど、そこそこの種類のDVDが並んでいます。写真に写っている以外では、クリスティーナ・アギレラ、ブリトニー・スピアーズ、懐かしいあたりではジョージ・マイケルなど、また、全然ジャンルが違いますが、「三大テノール」のライヴDVDも置かれていました。なお、遠目にはそれなりにきれいに見えるものの、ジャケットはやはりカラーコピーのようで、近くに寄れば、正規の商品でないことがすぐに分かります。

海賊版ですから、不法なことに間違いはないのですが、周辺をパトロールしている警官もまったく取り締まる風でもなく、売り手側もいたって堂々としています。上の写真のお店は品数も少なくかわいいほうで、数え切れないほどの商品をこれでもかとばかりに並べた露店を、街のあちこちで目にします(そちらはさすがに、カメラを向けるのがはばかられました・・・)。

国際レコード産業連盟が昨年6月に発表した、2004年における海賊版CDの流通状況についての報告書によると、海賊版対策を強化すべき重点地域のトップに挙げられたパラグアイは、国内で売られているCDのうち、何と99%を海賊版が占めているのだとか(2位は中国の85%)。海賊版以外のCD自体、本当に存在するのかどうか疑わしくなってしまう数字です。これはCDについての統計ですが、音楽や映画のDVDに関しても、ほぼ同じようなことが言えるだろうと思います。

そういえば昨年12月、日本からパラグアイへ向かう際に立ち寄ったNYで、全米公開後3日しか経っていない映画『キング・コング』のDVDが路上で売られているのを見つけ、パラグアイに着いたとき、「NYでは公開したばっかりなのに、もう路上で『キング・コング』のDVD売ってたよ」と旦那に話したところ、「こっちなんか、まだ公開もしてないのに、とっくに『キング・コング』の海賊版DVD売ってるよ」と得意げに言われ、度肝を抜かれたことがありました。海賊版の映画DVDの値段は、どれもだいたい20000Gs(約400円)程度。映画料金は、上映館によって差はあるものの大体8000~20000Gsといったところですから、同じぐらいの値段となると、家族みんなで何度も見られる海賊版DVDの方を、つい買ってしまうのでしょう。

露店に並んでいる映画の海賊版DVDの中で、最近いちばん目につくのが、本日(28日)日本で公開になった、ジョディ・フォスター主演の『フライトプラン』です。露店ではポータブルDVDプレイヤーを備えているところが多く、お店の人に頼めば、試しに再生して見せてくれるのだとか。なかなかサービスが行き届いていると感心してしまいます。

映画は言葉がわからないとキビシイので、私は、一度ちゃんと見てみたいと思っていた、懐かしのマイケル・ジャクソンの音楽DVDを買いました。“Thriller”や“Beat It”のPVをはじめ、MTV Video Music Awards でのパフォーマンスなどがたっぷり90分入って、お値段は25000Gs(約500円)。DVDで本来可能なはずの操作ができず、画質や動作に少々怪しい部分もありましたが、まぁ、この値段ならOKでしょう。しかし、あくまで海賊版ですから、あまり「こんなモノを買った」など、堂々と書いてはいけないのですけど、こうでもしないと、食べ物以外に書くネタがなかなか見つからないものですから・・・。細かいことは言いっこなしということで、今回はどうぞお見逃しくださいませ。


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