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データに見るパラグアイの物価 [2005年版] [パラグアイの物価]

本ブログの左上に、タイトルと並んで「世界一物価の安い都市」と書かれていることにお気づきですか? ここでは分かりやすく「物価」としましたが、本当は「世界一生計費の低い都市」なのだとか。今回はこのことについて、簡単にご説明してみたいと思います。

アメリカのNYに本社を置く、組織・人事コンサルティング会社のマーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングによると、世界144都市における海外駐在員の生計費調査を実施した結果、生計費が最も高い都市は3年連続で東京で、2位は大阪、3位・4位はそれぞれロンドン、モスクワであり、生計費が最も低い結果となったのは、昨年同様にパラグアイの首都アスンシオンだった、とのこと。

これは、NYを100とした指数で各都市の生計費を順位づけしたもので、1位となった東京の指数は134.7であり、最下位で指数40.3のアスンシオンの約3倍の生計費がかかることになるのだとか。

「東京の物価ってそんなに高い?」と、私などはつい思いますが、「海外駐在員の生計費」というところがミソですね。都内でも比較的物価の安いエリアに住んで、近所のスーパーや個人商店の中からさらに安い店をリサーチし、どの商品をいつどこで買うべきかを知っているからこそ、毎月そこそこの出費で抑えられるのであって、広尾や麻布辺りに住み、毎日紀ノ国屋や明治屋でお買い物をしている駐在員の奥サマ方には、夫婦2人で1日の食費1000円以内なんて、はっきり言って到底できない芸当でしょう。・・・なんて、あまり威張って言える話でもないですが。

幸か不幸かここアスンシオンには「駐在員向けの高級スーパーマーケット」なるものなどあろうはずもなく、お買い物をするのは地元のスーパーや市場、個人商店か、あるいは日本でいうコンビニ的なお店のいずれかになります。その中でも若干の値段の差はあるものの、確かに何を買っても安いです。実感としては、おおよそ日本の1/3~1/5ぐらいの値段かな、といった感じです。

何がどれだけ安いかについては、おいおいご報告していこうと思いますが、前回のパラグアイ滞在中に一番驚かされたのが、ずばりタバコの値段です。お世話になっている会社へのお土産にしようと思い、近所のガソリンスタンド併設のコンビニまで買いに行ったところ、アルゼンチン産のラッキーストライクが、なんと値段を聞いてびっくりの、1カートン約700円。後日帰国する際、アスンシオンの空港の免税店をのぞいてみたら、まったく同じタバコが1カートン14ドルで、市内の約倍の値段設定になっていました。「免税店の方が街で買うよりも高いって、どういうこと??」と思っていたら、あとで聞いたところによると、パラグアイではニセモノのタバコ、いわば“タバコの海賊版”が大量に出回っているのだとか(私が買って帰ったものも、もしかするとソレだったのかもしれません・・・)。しかし、“タバコの海賊版”って、どんな味がするんでしょう? 本物よりは味は落ちるんでしょうけど、もしタバコが吸えるなら、それはそれでちょっと試してみたいような気もします。


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